• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第47章 平穏の終わり





そこから始業式のため廊下に並ぼうとすると、赤司と緑間に「一緒に来い」と嫌な予感がしたが、言われたとおり着いていくとみんなと同じ列ではなく体育館脇の教師の横に並ばされる


「新年度生徒会役員、会長 赤司征十郎、副会長 緑間真太郎、同じく副会長 苗字名前、書記…」


気が付けば体育館のステージの上に立って紹介され、なんであたしは副会長なんかやることになっているんだと疑問でいっぱいになる

特に一言などいう必要はなく、征十郎がサラリと挨拶をこなした末にステージを降りる

なぜというのが顔に出ていたのか、彼の前を通ると征十郎は笑っていた


「名前、また生徒会のことを忘れていたのかい?」

『すいませんね、立候補した覚えがなくて』

「ありえないのだよ」

『…緑間と副会長をやっていける自信がない。辞退したいんだけど』

「今からでは無理に決まっているだろう」

「転校するか、目立つ問題を起こすかのどちらかだね」

『…っし、問題起こすしか』

「バスケ部にも関わるからやめるのだよ!」

「いざとなったらオレが仕事をできるだけするから、名前は続けていろ」

『…はーい』


ああもうこれ辞められないなと察して深い溜め息を吐くが、このメンバーだ

クラスも楽しくて生徒会も楽しいんだろうなぁ。と残り1年間を想像して目を瞑る






/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp