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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第47章 平穏の終わり





『さつき大輝は?別のクラス?』

「ううんいつまで経っても起きないから置いてきた」

『…遅刻したらどうすんだろう』

「自業自得だよ!」


大輝の朝の様子をさつきから聞きつつみんなで話していると、女子から黄色い声が上がる

何事かと思って彼女たちの視線の先を見ると、こちらに気が付いた赤い瞳と目が合った


「おや、みんな同じクラスなのかい?」

「うわ~すげー見たことある~」

『征十郎に紫原…』

「はい。1年間よろしくお願いします。赤司君、紫原君」

「バスケ部スタメンが勢揃いなのだよ」

「青峰っちがいないんスけどね」

「青峰君日ごろの行い悪いからだよ!」


普段どれだけさつきにひどい態度をとっているんだと考えつつ、ふと大輝の苗字が「あ」から始まることを思い出す


『征十郎、出席番号1番だった?』

「いや、違ったね」

『ほら、青峰だから…』

「…ああ、そうかもしれないね」

「わかんない!あいふじ君かもしれないよ!」

『誰だよ』


そんな人いたっけと考えていると予鈴がなるまでのこりわずかのところ、テツヤの頭に他の人に比べ焼けた手が置かれる


「おわ、お前ら全員、同じクラスなのかよ」

「わ!みんな勢ぞろいっスね!」

「また青峰と同じクラスか…」

「オレ早く席後ろになりたいなー」

「すごい楽しい1年になりそうだね!」

「はい。今からワクワクします」

「よろしく頼むよ」

『…授業中目が疲れそー…』


先生もこのメンバーを従えるのは大変だろうと考えていると、予鈴と共に入ってきたのでそれぞれ席に座るため解散した





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