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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第45章 これってそういう意味?





平常心を取り戻し午後の授業を受け終われば部活の時間が始まる

いつも通り部活を終えると、いつもは自主練する征十郎が帰ると言い出した


『え、自主練は?』

「今日は真っすぐ帰るよ」

『別にいいけど…』

「行こうか、また明日」


カラフルな頭に見送られ、着替えて待っていると白いマフラーを巻いた征十郎が現れた

2人並んで今日の練習がどうだったとか卒業式の予行練習が眠かったとか会話しつつ、一体いつどんなお返しを渡されるんだと考える

しばらく歩いたところで会話が途切れた

別に沈黙が苦なわけではないが、何か話題があったけと今日の出来事を思い出そうとすると彼が先に口を開く


「家に寄ってくれるかい」

『…家?』

「渡したいものがあるんだ。お返しに」

『え、そんな学校に持ってこれないものなの?』

「そうなんだが、一緒に食べようかと思って」

『一緒に…?』


一体何を用意しているんだが彼は教えるつもりはないらしい

まあいいかと雪さんに征十郎の家に行く旨だけメールし、彼の家に向かう

夏の終わりに来た時と変わらない。彼の家が佇んでいた


『お邪魔します…』

「かしこまらなくていいよ。父は仕事だ」

『年度末だもん。忙しいよね』


通されていつだか征十郎と彼のお父さんと3人でご飯を共にした部屋に通され、座らされる

すると彼はどこかに行ってしまい部屋に1人

甲冑が動きだすんじゃないかなんて馬鹿なことを考えて睨めっこしていると、征十郎が戻ってきた






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