第79章 体育祭しましょ
「#NAME1#っち、こっちッス!」
『頼ん、だ、涼太』
話は飛びリレーのことだ。あたしはクラスの男の子(陸上部)からバトンをもらって涼太へと渡した瞬間、急に脱力感に襲われる
けれど今年は酸欠にならなかったので一安心だ
『はぁぁぁ…』
「お疲れ様です
#NAME1#さん」
『テツヤ、リレーの旗係だったんだね』
「…見なくていいんですか?
青峰くんと黄瀬くんの戦いですよ?」
『…あいつらはこんなとこまで戦ってんのか』
ある意味一種の運命だなぁと思いつつ乱れた呼吸を整える
テツヤが指差す方向を見ると、確かに何か言い合いながら走っていた
『真面目に走れよ!』
「無理でしょう」
『知ってるけど!』
「でも恐らく勝つのは、青峰くんだと思います」
『…まあ、そうだろうね』
涼太対大輝のリレーの結果は大輝の勝利
体育祭の総合優勝は征十郎の居るチームで、改めて征十郎の絶対的パワーを感じた1日であった