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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第45章 これってそういう意味?





「虹村先輩から何もらったんスかー?」

「クッキーだよねー?」

『それ久保田先輩からの方…』

「え~?でも主将が持ってたのクッキーだったよー?」

『えーじゃあクッキーなのかな』


見間違いじゃなかろうかと思い開けると、キャンディとマドレーヌが入っており固まる


「なんだったんスかー?」

『くッきー、ダったヨ』

「声ひっくり返ってるけどへーきー?」

『うん…』


それぞれの意味は一部では有名だ。キャンディが好きで、マドレーヌがもっと仲良くなりたい
わざわざ意味を合わせたんだろうかと考える

もし紫原が言っていた通り他の子にクッキーをあげているんだとしたら、クッキーには友達という意味があるはずだ

そういうことなのだろうかと考えるうちに、だんだん頬が熱くなってくる


「名前ちん、真っ赤だよー?」

「オレがあげたのにはそんな反応しなかったのに!虹村先輩ばっかずるいっス!」


そう言われると涼太のマカロンだって特別に大切な人という意味もある。だから彼は1番とか言っていたんだろうか

ああこいつらは何なんだと、平常心が保てずどんどん顔が熱くなる


『…瞑想してくる』

「あーもう名前っちー!」

『ついてこなくていい!』


下唇を噛みながら脳内を平常心という言葉で埋め尽くし行く当てもないまま歩いてみることにした






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