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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第45章 これってそういう意味?





「まったくうるさいと思ったのだよ」

「ミドリンおはよー!」

「緑間っちちゃんとお返し持ってきたっスかー?」

「無論持ってきたに決まっているだろう
苗字の今日のラッキーアイテム、花の香りの入浴剤だ。練習の後渡すのだよ」

「緑間君センスいいですね」

「いやセンスいいのはおは朝じゃない…?」

『ありがとう。夜使おうかな』


騒がしいがもう定刻だ。始めないと、と今いるメンバーを確認すると目立つ赤い髪がいないことに気がつく

珍しいいつも早くから居るのにと携帯を確認するが、欠席の連絡も来ていない

どうしたんだと心配する気持ちが心のなかで芽を出したところで、彼が体育館に人が入ってきた


「やあみんな、遅れてすまない」

「赤司君、おはようございます」

「なんか赤司君からのお返しすごそうだよねー!」

「バレンタインのことかな?毎年普通だよ。そうだろう名前」

『そうね、普通だね』


彼らが思っているすごいがどんなかは知らないが、普通にお菓子が返ってくるくらいだ

車での送迎を断って徒歩通学しているんだから彼とてその辺り常識はある…はず、多分


「何あげるんスかー?」

「帰りに名前に渡すよ。さあ、朝練を始めよう」

『え、なんで?』


どうして練習後じゃないんだと思いながら大輝からもらったお返しをカバンに入れて練習を見守る

ちなみに緑間からもらった入浴剤は様々な花の香りが入ったギフトであり、使い切るのに少し時間がかかりそうだった







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