第79章 体育祭しましょ
「おう#NAME2#
とりあえずお前の仕事は得点の集計な」
『…雑用係ですか』
「そうなるな
それより…」
『…?』
「虹村と、付き合うのか?」
『・・・…』
そうだ、会長3年生だから虹村先輩のこと知ってるのか
…いや灰崎にも言ったけどそれ禁句だろ
「#NAME1#、会長」
『あ、征十郎
担当時間、征十郎も午後だっけ?』
「ああ、俺の仕事は音楽の放送だけどね」
『BGM係?』
「それで合っていると思うよ」
「んじゃ俺は競技出てくっから、頼むわ」
「了解です」『はーい』
テントの下にある机の上には得点の紙が置いてあり、それぞれの組の選手が取った得点を合計すれば良いらしい
…面倒だな
「#NAME1#は今年もリレーに出ると言っていたね」
『あたしもこの間知ったんだけどね』
「俺は今年出ないからね
#NAME1#のことを応援しておくよ」
『敵チーム応援していいのかよ』
「心で思うのは勝手だろう?」
『そうだけど』
得点を集計する手を止めて、溜め息を吐く
目の前で行われている競技には青峰が出ており、ひたすら目で追っていた