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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第79章 体育祭しましょ








《ラストは3年の男子です!
位置について、よーい》



パンッという音と共に走り出す人達

その中には虹村先輩も混じっており、去年のことを思い出していた




「あの中にいる彼、帝光の主将だった人だそうだね」



『あ、虹村先輩ですね』



「征十郎から、話を聞いたよ」



『へぇ…
1年前とは違い、大きな進歩ですね』



「その通りだな」




本当に変わったなーと征十郎のお父さんの横顔をチラリと盗み見る

その表情は父親の顔そのもので、心がほんわり暖かくなった




「#NAME2#!」



『虹村先輩…あれ、去年もこんなことあったような…』



「ちょっと来い!」



『お、お題は!?』



「好きな人だ」



『…虹村先輩、去年も同じの引いてませんでしたか?』



「気のせいだろ」



『いや確証ありますよ』



元々ゴール付近にいたせいか1番でゴールしたあたしと虹村先輩、司会の人にお題の紙を渡すと驚いた表情で虹村先輩を見た




《今年もマネージャーとしてですか?》



「あ?ちげーよ
1人の女としてだ」



《…はい?》『…え?』



その瞬間、周りから黄色い声があがる

…ちょっと待て、虹村先輩今なんて言った?
しかも保護者とほぼ全校がいる前でマイク通して聞き間違いじゃなかったら…




『えっ…え?』



「#NAME1#、こっちに」



「赤司、勝手に連れてくなよ」



「虹村さんに譲るわけにはいかないんで」



「やっぱ生意気だな」




目の前で征十郎と虹村先輩が睨み合っている(?)中、周りは黄色い声やヤジを飛ばしてくる人もいる

司会者はあたしにコメントを求めているみたいだが、残念ながら今はフリーズしているのでできない




「てことで#NAME2#、お前のこと…っつ、好きみてぇ」



『えっと…い、今は無理です!』



そう言ってとりあえずどこかへと走り出す

後ろから驚きの声が聞こえたが、それは無視しておこう













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