• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第44章 お返しくれなきゃあげないぞ





「名前っち!昨日一緒に居たのは、か、彼氏なんスか!?」

『彼氏』

「うわああやっぱ彼氏じゃないスか!」

「名前、嘘をつくのはやめておけ」

『なんだ、分かってるんじゃん』

「じゃあなんで名前ちんは抱き締められてたのー?チョコくれたから?」

『ノリ?』

「冗談でもひどいのだよ」


でもバスケ部にも許可も出していないのに異性に抱き着くのが2人いるだろうと、涼太とさつきを見る

さつきがテツヤに抱き着くのは本来良くはないがいいとして、涼太があたしに抱き着くのは良くないんじゃないかと思う

時代が時代だったらセクハラで訴えられていたかもしれないと、背もたれに寄り掛かった


「じゃあ名前ちゃんは今誰とも付き合ってないってこと?」

『そうよ?』

「じゃあなんで抱き締められても…怒らなかったんスか?」

『やっぱノリかな』

「じゃあ名前っちは、オレのことが嫌いだから怒るんスか?」

『…むしろ、怒る方が愛情表現だと思うんだけど』

「名前っち!やっぱり大好きっス!」

「黄瀬、うるさいのだよ」

『ちょっと、離れて」

「これも愛情表現だと思えば大丈夫っス!」

「なんだよ、オレクラス戻んぞ」

「オレも戻るのだよ」

「ばいばーい」


ぞろぞろと教室に戻っていく彼らを見送り、離れようとしない涼太をなんとか引き剥がす

その後の授業も放課後も涼太がくっついてくるので、いろんな人に引き剥がしてもらうことが増えたのは大変迷惑だったので言わなきゃよかったと後悔した






/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp