第75章 仲直りしてね
『…やっぱ、テツヤのパスが通ると気持ち良いなぁ』
「向こうの監督は黒子で戸惑ってんみてーだな」
『戸惑ってくれなきゃ困りますよ
だって、〔幻の6人目〕なんですから』
「#NAME1#っち!
俺、第4Qから出てくるッス!
だから見てて!」
『う、うん?』
その後、第4Qもテツヤのパスのおかげでシュートは普通に決まった
そして試合終了のブザーが鳴ったとき、93対46とダブルスコアで勝ったのだ
《勝ったのは帝光!!
そして、全中2連覇達成ー!!》
「やったッスー!!」
「…フゥ」
「これでもう食っていいっしょ~おかし
てか食うー!?」
「…ああ。もらおう」
「え!?マジで!?」
『緑間と紫原が仲良くしてる…』
それより、みんな良い顔してるなーと様子を見る
でもその輪の中に青峰は居ず、横でボーッとしている
「…何ボーッとしてんだよ
お前のおかげで優勝できたんだ
もっと喜んでいいんだぞ
行けよ
せめて今だけでも素直になってもいいじゃねーか」
「っ」
『大輝、行ってきな』
「…ああ」