第75章 仲直りしてね
《チャージング!白8番!!》
「なっ…
…チェッ、そんな強くあたったッスかね…?」
「フゥ…」
『…ファールか』
その時、何かに気づいたのかジッと双子の片割れを見つめる虹村先輩
涼太の次に、ファールを取ったのは大輝だった
「…っ」
《プッシング、白6番!!》
『なんだなんだ…?』
『急にファウルが増えてきたな…』
「………」
その次はまた涼太だった
接触を避けてのスピード勝負を狙って走ったのだが…結果は…
「うわっ…」
《白8番!!》
「なっ…ちょっ…今の俺のファウルッスか!?」
《早く手をあげて!》
「はっあぁ!?
どこに目ぇつけてんスか!?
んなジャッジ納得いくわけ…」
《!》
「やべっ…」
「黄瀬、やめろ!」