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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第74章 青色の完全開花










試合はあのあと帝光中がダブルスコアで勝利

そこでロッカールームでは、不穏な空気が流れていた




「青峰くんっ!!
さっき、テツくんと…なんで…」



「うるせーよ、ちょっと外いってくる
1人にしてくれ」



「まさか、イヤな予感がこんな形で当たるとはな…」



「……!」



緑間の言葉が引っ掛かったのか、何かを思い出すように眉間にしわを寄せる涼太




「こーゆー時さー
峰ちん追うの、黒ちんじゃないの~?」



「ああ…だが、黒子にもショックなことだったはずだ
今すぐにというのは難しいかもしれない

だがすぐに次の試合が始まってしまう
最悪、青峰がベンチでもやるしかない
その後、宿舎で話をしよう」



「黒子っち…」



「すみません、電話です…
ちよっと外します」



席を外したテツヤを見て、パッと周りに目を向けて何を話そうか考える

…まあ、とりあえず適当で良いかな




『大輝とテツヤのことはほっといて、みんなはそれぞれのこと考えときなよ

直に2人の仲は戻るからさ』



「#NAME2#、黒子と青峰の会話を聞いてなかったのか!?」



『聞いてた』



「心配じゃ、ないんスか?」



『大丈夫、心配無用だから』



「…じゃあ、信じるッス」












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