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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第73章 全中を始めよう










「あ」



「うおー久しぶり!」



「荻原くん!」



『…荻原くん?
明洸中のか!』



テツヤにバスケを教えたっていう子だったよなーと原作を頭から引っ張りだして来て思い出す

そんなあたしをテツヤと荻原くんはキョトンとした顔で見てきた




「…荻原くん、#NAME1#さんと知り合いですか?」



「いや、記憶にないんだけど…」



『初めて会うからね
ってことで初めまして、帝光中マネージャーの#NAME2# #NAME1#です』



「…黒子の彼女?」



『違います』



「えっと…#NAME1#さん
こちら僕にバスケを教えてくれた荻原くんです」



「おう、よろしく!」



『うん。よろしくねー』



テツヤはなにかを思い出すように遠い目をして荻原くんと喋りだした


その内容はジャージについてだったり、頬にご飯粒がついてることだったり…

でも大まかな内容はバスケについてだ




「こうしていざ会ってみると、何話していいかわかんねーな!」



「そうですね」



「あ、けどまぁ…楽しみにはずっとしてたんだ。ホントだぜ!

やるとしたら決勝だな、絶対勝ち上がるからな」



「僕もです
がんばりましょう」




そう言葉を交わして荻原くんは呼ばれたチームの方へと行ってしまった

その姿を見送りテツヤとあたしはインタビューが終わった帝光の方へと歩き出す


その時の心境は、複雑













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