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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第41章 治癒の眼





そうしてあたしが初めて監督になって行われる練習試合。対戦校へとやってきた

別にキセキの世代が負けるはずがない相手なのと、申し訳ないが作戦とか考えつかないのでそこも今まで通り真田コーチと新主将征十郎にお願いすることにした


「見ろよ…帝光監督、女だし生徒だぜ」

「変わったって噂だったけど、ありゃあ負けんな…」

「あ、あの…名前さん…」

『ふ、ふふふふふ…』


相手校の観戦者達の声が聞こえてきて勝手に奇妙な笑いが繰り出てしまう


『監督で判断するなんて、ぼこぼこにしてやって!』

「名前さん、怖いです…」

『ハハハ、ごめん』

「名前ちゃん…目が笑ってない…」


そこからいつもと変わらず体調管理のノートを書いていたところ、そもそも征十郎がメニューも考えられるからコーチもいらなくなってしまうのでは?と気が付いてしまう

だが彼の重荷を取りたいと思っているのは今でも変わらない
それにコーチがいなくなったらあたしが困るので口には出さずそのままにしてもらおうと気が付いたことは黙っておく

全員一丸となって始まった試合は普通に強かった。原作では個人個人で戦っていたからもっと点差がついていた記憶があるが、それは望まないのでそっちのほうが強いとしてもやりたくない


「は~インターバル~お菓子食べた~い」

「名前っち!見ててくれたっスか!?」

「7位だったが…シュートは良好なのだよ」

「まっ、いいんじゃねーの?」

「とりあえず今は休憩だ。ベンチに座って水分補給しておけ」

『お疲れ様とりあえず後半は涼太とテツヤ交代ね』

「ええ!?オレもっと出てたいっス!」

『アホ、光と影の活躍見なくてどうすんだよ』

「うっ…じゃあ仕方ないっスね…」

『とりあえずさつき、あたしが持ってきたタッパー持ってきて』

「水色のふたの?」

『そうそう。頼むね』


荷物を探しにベンチを去るさつきを見送ってからキセキ達にタオルとドリンクを渡していく

真田コーチと征十郎がこの後の試合展開をどうするか話し合ってくれていたの聞いていると、さつきが頼んでいたものを持ってきてくれた






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