• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第72章 カナヅチについて









『征十郎』



「なんだい?」



『あの、指が首にあたって…心臓バックバクなんですけど』



「紐を結ぶ限り無理なことなんだが」



『…だよね』



「でも、紐を結ぶのを頼むのが俺で良かったよ」



『…なんで?』



「俺以外の男が#NAME1#の首に触ると考えると、少々妬けてしまうよ」



『っ…征十郎って、ストレートだよね』



顔が触らなくても分かるほどに熱い

恐らく、ていうか絶対周りから見たら真っ赤だろう




「…俺達のこと忘れてないッスか?」



『あ、ごめん』



「僕は慣れてるんで大丈夫です」



「…それ悲しくないんスか?」



「ミスディレクションのためと考えれば悲しくないです」



「…黒子っちって…本当男らしいっスよね」



『見た目ヒョロッヒョロなのにね』



「え」



『でもそのギャップもいいと思うよ』



テツヤの髪をわしゃわしゃと撫でて微笑む

テツヤはあまり納得した様子ではなかったが、少し嬉しそうな表情を浮かべた












/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp