第71章 海へ行こうか
「桃っちもすごかったッスけど…#NAME1#っちもすごいッスね…」
「黄瀬くんの言う通りですね」
『…へ?』
「とりあえず一緒に行こうか」
「そそそそうッスよ!
#NAME1#っち、海行こうッス!」
「泳げなくても、海なら十分楽しめますよ」
『うん!行こうか!』
手を差し出してくる涼太の手を取り、浜辺へと走り出す
その時の足元の砂がサラサラしていて、少し気持ちよかった
『ワカメが浮いてるんだけど
征十郎食べる?』
「…俺がワカメなど海草系を苦手なことを知って言っているだろう」
『うん』
「別に食べれないわけではないよ」
『へー』
「…赤司くん海草系苦手なんですか?」
「何か、意外ッスね」
『その気持ち分かるよ』
「赤司くんには苦手なものなんて無いと思ってました…」
「勉強ならの話ならな」
『…征十郎が人間ってことに驚くわ』
いや文武両道にも程があるだろ
確かにいろいろこなしてしまうほどの器を持ってるみたいだけど…
それでもすごすぎだわ