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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第39章 青色の救出





「アイツとの1on1なんだけどな」

『うん。どうだった?』

「オレと相手してもう1回って言ってくれるヤツ…あんなのがまだ居たなんてな」

『感謝してよねー井の中の蛙』

「どういう意味だそれ」

『そうだアホ峰だった』


彼がまだ中学生だからか、知っている大輝対火神の初めての1on1より差はなかった

これでダメだったら涼太をなんとかするしかないかと計画を立てていると、待ち望んでいた言葉を彼は言った


「何か、バスケしてーな」

『…それは練習したいって事、かな?』

「わりぃかよ」

『じゃあ明日からちゃんと来るんだよ』


こんなアッサリ行くことは計算外だったけど、嬉しくて自然と笑いがこぼれた

練習に来てくれるなら涼太も観察出来てコピー完成が近づくんじゃないかと、楽しみが増える


『涼太とも1on1してあげてね』

「黄瀬ェ?」

『大輝のコピーするって張り切ってるよ』

「あの野郎…オレをコピーするなんざ100年早ぇんだよ」

『100年なわけないでしょ』


そこから大輝の話が「あいつとの1on1は楽しみにしてやってもいい」的な話をされ、ようやく彼とバスケの話題が出来るようになったことに心が躍る

明日の練習が楽しみだなと思いながら、火神の紹介料にとバーゲンダッツを奢るようお願いしてみたが却下されてしまった





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