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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第39章 青色の救出





翌日、練習に大輝は来ていなかった。大方屋上だろうと考えるが、無理やり連れてきたところで彼のためにはならない

どうするべきかと考えながら体調管理のノートを開いていると、真田コーチがなんともやりづらそうな目でこちらを伺っている


「監督、今日のメニューは…」

『…お願いなので普通に接してください』

「…分かった。苗字、今日のメニューは?」

『征十郎とコーチに任せます』

「「!?」」

『あたしは部の雰囲気を柔らかく…甘いこと言いますけど元に戻したいだけなので
白金監督みたく普段はコーチに任せていいですか?』

「…分かった。ストレッチからだ!」

「「「はい!」」」


結局やってる業務は変わらないんだからマネージャーでも良かったんではないかと考えるが、真田コーチに好き勝手させたくなかっただけ

そればかりは申し訳ないが仕方がない。心の中で謝罪しながらノートを記入していると、今度はさつきが申し訳なさそうな顔でやってきた


「名前ちゃん、あの…青峰君…ダメ、だったんだ」

『さつき…大丈夫、もう少し待ってて
でも大輝、構ってあげないと拗ねちゃうかもしれないから、めげずに呼びに行ってあげてね』

「うん。頑張る!」


今日も素っ気ない対応をされたんだろうとやり取りを想像しながらさつきの頭を撫でる

するとそこにストレッチが終わったテツヤが現れた


「名前さん」

『次はテツヤか、なに?』

「いつから監督になったんですか?」

『昨日』

「昨日…ですか」

『大輝を平手打ちした後ね』

「…そうだったんですか」


そうだ彼は昨日あの場にいなかったんだと納得し、そりゃあ昨日までマネージャーだった人が次の日になって監督になってるなんてびっくりしてしまうと頷く






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