第68章 答えあわせを
「…見当たりませんね」
『相手の立場になって、かんがえれば良いんだよ』
「…?」
『できるだけ穏便にすませ、年のために顔を隠しておきたい
テツヤなら、何を使う?』
「!お面ですか」
『この状況なら、ばれる可能性少ないからねー』
目線を左右に動かし、夜店の中からお面屋さんを探す
そうしている内にお面を大量に購入している男を発見した
『…テツヤ』
「はい。手の甲からして、間違えないでしょう」
『…あんなところまでよく見えるな』
「たまたまです」
『…着いてく?』
「それはもちろんでしょう」
『…あ、緑間のだるまあったよ
持ってく? 』
「恐らくその方がいいと思います」
『じゃあそうする』
緑間の先ほど投げただるまが転がっているのを見つけて、自然に拾う
…まあ、バレても大丈夫だろうけど
「!移動するみたいです
行きましょう」
『おし、行こうか』