第64章 海への準備を
両方決まった水着を買った帰り、さつきは深刻そうな顔をしてあたしに話しかけて来た
恐らく内容な大輝だと推測している
「#NAME1#、あのさ」
『…?』
「青峰くん、怖いと思わない?」
『才能の開花?
それなら大丈夫だよ』
「本当?」
『テツヤが何とかしてくれるよ
まあ、ダメになったら…あたしが何とかするしさ』
「#NAME1#が…?」
あたしの言葉に疑問を持ったのか、言ったことを繰り返してきたさつき
先ほどと同じように、その表情は深刻そうだ
『あいつだって、バスケバカなんだから、ね?』
「そうだよね…うん!
私テツくんを信じる!」
『あたしは信じないのかよ』
「#NAME1#もだよ!」
『じゃ、午後からの練習で会おうね』
「うん!」
その頃、テツヤがくしゃみしていたと知るのはその日の練習の時だった