第63章 ノルマを課す
「#NAME1#っち…未来が分かるんスか?」
『分かるわけないじゃん』
「#NAME2#が珍しく真面目な顔で言ったから、びっくりしたのだよ」
『安心して、冗談だからさ』
緑間に答えてから手元にあるお昼ご飯をモグモグと食べていく
…冗談だって言ったのに意外と視線がしつこいな
「#NAME1#は反対なのかい?」
『うん。反対だけど』
「なぜ反対なんだい?」
『モチベーションの低下が目立ってきたからノルマを課すって案だよね?』
「あぁ」
『むしろ、そのノルマによってモチベーションが低下する場合もある』
「…その通りかも、しれないな」
『それに言ったでしょ?
抱え込み過ぎだって、もっと周りに頼りなよ』
「#NAME1#っちカッコいいッス!」
「赤司に説教とは…驚いたのだよ」
『説教って…別にそこまでじゃないよ
ただ…』
「ただ?」
『いや、なんでもない』
さすがにこれ言っても信じてもらえないよなぁ。と思って口をドジる
その時にテツヤが目を細めてこちらを見たため、少しギクッとした
「そう言われると余計気になりませんか?」
「分かるー」
『じゃその気になった状態で居てよ』
「酷なことしますね」
『…ごめんね』
このまま続けてしまえばキセキがバラバラになるなんて、言えるわけないことでしょう?