第63章 ノルマを課す
「予選初戦無事突破!
おめでとー!」
その翌日、 食堂でいつもの面々でお昼を食べているところにやってきたさつき
それに対しキセキの反応は薄いもので…少しは喜べよ状態だった
「ん」
「そうだな」
「あれ、テンション低い!?」
「むしろなんでそんなお前が高けーのか聞きてーよ
去年も優勝したし」
「いつものことじゃんー」
「・・・…」
「黒子っちは昨日からずっと幸せそうッスけど」
「テツは公式戦では初めてだったからな……
練習試合はさんざんやったけど」
『大丈夫だよテツヤ
これから6人目としての出番が増えていくから』
「まあ勝ったのは喜ばしいことだ
この調子で油断せず行こう
と言って終わりにしたいところだが、1つ提案がある『征十郎』」
その提案の内容は知っている
1人1試合につき20点のノルマを課するというものだ
…だけどそれは
『自分の首を絞めるだけだよ
あたしはその案を、反対する』
「#NAME1#は、本当に未来を知っているのか。ってくらいの口振りだよね」
『そうだね
じゃあ、もし知ってるって言ったらどうするの?』
「、」