第62章 過去最強と初戦突破
『…は?だれ?』
『ウスッ』
『あれも帝光…?』
「サクッと一発黙らせてきてくださいッス」
「はい」
その小さな背中がとても頼もしく見えて、フッと自然と笑みがこぼれる
ま、他のみんなも頼もしいんだけどね
「…改めてみるとやっぱ小せぇな」
『虹村先輩も征十郎以外のキセキには負けてますけどねー』
「黄瀬には負けてねぇよ」
『たった2cmの差ですけど!? 』
「2cmもだ。も」
『えー…
あ、お疲れ涼太』
「…試合中になんの話をしてんスか?」
『身長の話』
「…そうッスか」
ストンとベンチに座る涼太
その体は疲れてはいるものの、体力は残っているので体調管理表に記入する
そうしていると涼太が肩に寄りかかってきて内心ビビる
『りょ、涼太』
「#NAME1#っちは、背が高い方が好きなんスか?」
『外見より中身を』
「か、カッコいいッス!」
『…そう言われても』
テツヤのパスを空中で受け取りアリウープを決める大輝を見ながら涼太に答える
て言うよりも肩から顔を退かせ、顔を
『何ー!?
アリウープ!?』
『いや、それよりその前……どうやってパスが…』
その後帝光はなんなく初戦を突破した
…これからの問題はテツヤが解決するとして、これ以降は…どうしようかなぁ