第7章 学園祭
「これは…」
『お化け屋敷迷路だっけ?』
「#NAME1#、お化けは大丈夫かい?」
『苦手…かなぁ』
目の前にあるのは、っていうか続いているのは薄暗い道
…なんか嫌だなぁ
「そうか、ほら」
自分の目の前に征十郎の手を差し出される
『…?』
「手
よし、行くぞ」
…!
な、なんで征十郎と手を繋いでるんだ!
いや、別にさっきの第一ゲームの時よりはマシしというか、良いけど…緊張する!
『せ、征十郎は何でスタンプラリーに出場したの…?』
「急にどうしたんだい?」
『ぎ、疑問に思ったから』
「…何となくかな」
…それなら、何となくなら
『ペア、あたしじゃなくても良かったんじゃない?』
あ、なんか自分で言っておきながら悲しくなってきた
「#NAME1#が、良かったんだ」
『・・・へ?』
「あ、出口が見えてきたみたいだ
良かったね、お化け屋敷から脱出だよ#NAME1#」
…何だったんだ
今のデレ(っぽい)のは