第59章 青峰の覚醒
『…頭痛い』
「アイス一気に食べ過ぎたんじゃね?」
『あたしが買ったのアイスじゃなくて菓子パンだったんだけど』
「じゃ知らね」
先週から体調が良くはないんだよなぁ
何かいつも頭痛するし、でも熱も咳もないから風邪じゃないし…
とりあえずコンビニの壁に寄りかかりながら座る
「…#NAME1#」
『どーした征十郎
アイスなら紫原から1本貰いなよ』
「アイスの話ではない
#NAME1#の体調についての話だ」
『先週からちょっと崩してるけど大丈夫だよ』
「…何言ってるんだい#NAME1#」
『…?』
「最近、寝てないんだろう」
『仮眠とってるよ』
「そういう問題ではないよ」
お母さんか。とつっこみたくなる衝動を抑えて立ち上がる
その瞬間に吐き気がして、バッと手で口元を押さえる
「…#NAME1#?」
『征十郎、これ…やばいかも…』
征十郎の方を向こうとして目を開けると視界が真っ白に変わって、意識が遠のくのを感じた
…睡眠不足かな