第57章 屋上の幸せ
「撮れたッス!
今度みんなに渡すッスねー」
『あたし目、瞑ってなかった?』
「大丈夫ッスよー」
『なら良いや』
「そう言えば紫原くん、ドレスとカツラは取ったんですね」
「さすがにいつまでもあの格好で居るわけいかないからね~」
「#NAME1#さんも2人と同じクラスですよね
何の格好したんですか?」
『あー…見てないんだっけ?』
「見てないのだよ」
「見てねぇな」
「見てません」
「何々?
#NAME1#は何の格好してたの?」
『う、ウェディングドレス』
「「「「ウェディングドレス(ですか)!?」」」」
『征十郎と涼太に紫原は見たよね
ウェディングドレス』
「写真もあるッスよ
見るッスか?」
『見せるなワンコ』
「だから犬じゃないッス!」
あんな写真見せてどこに利益があるんだか、と思って溜め息を1つ
涼太の頭をわしゃわしゃ撫でてからチョコをまた一口食べる
「これッス!
このドレ『涼太、カメラ割ろうか?』」
「ご、ごめんッス!」
『…まあ良いけど
てか大輝、焼きそば食べ過ぎ』
「#NAME1#の言う通り!
青峰くんどれだけ食べるつもり!?」
「いったい何パックあるのだよ」
「30パック、すべて大盛りッスよ!」
『…それ消費するの、1人4パック食べなきゃいけないんじゃ』
「紫原くんが居るから大丈夫です」
「そもそも大盛りだからね、+20パックと考えても良いだろう」
『その量はいくらなんでも死ぬ』
合計50パックだとしても、1人あたり7パック食べなきゃいけないんでしょ
絶対、食べてる途中に死ぬわ