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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第33章 海に行こう





席に着くと紫原がたくさん頼み、大輝が大盛で注文する。なんだかみんなで遊園地に行った時もこんな光景見たなと思い出す


「みんなで遊園地行ったときもムッ君たくさん食べてたよねー」

『待ってさつき、あたしも同じこと考えてた』

「みんなで遊園地ってなんスか!オレ呼ばれてないんスけど!」

「1年の帝光祭の後だからね、黒子も黄瀬も1軍に来る前だ」

「どうして遊園地行ったんですか?」

「あー…なんか、誘われたんだよな」

「赤司がクイズ研のスタンプラリーで優勝した賞品なのだよ」

「そうだっけー名前ちんじゃなかったー?」

「2人で出たから両方間違ってないよ」


1年以上前の出来事を懐かしいなあと思い出す。思えばあれ以来じゃないだろうか、みんなでどこか行こうと計画して遊びに行くのは

そう思うと仲良くなったなと、みんなの顔を気が付かれないように見る


「明日も練習かー」

「当たり前だ。もうすぐ全中なのだよ」

『目指せ2連覇だね』

「今年の注目度すげぇからなー」

「ボクは初めてなので…緊張します」

「オレも初めてっスよ!黒子っちとおんなじ!」

『いや経歴が全然違うからね』

「…そうだな、今月末か」


ぽつりと呟く征十郎の表情は少々曇っており、彼なりにプレッシャーを感じてるのかなと推測する


「ま、オレが居れば優勝は確実だな」

『…自意識過剰』

「なっ!」

「峰ちんナルシスト~」

「はぁ!?オレより黄瀬の方がナルシストだっつの!」

「否定はできないっスけど、青峰っちひどいっス!」

『…否定できないんだ』


メンバーは揃っている。全中優勝は間違いないだろうと考えながら、この全中が終われば3年まで…冬までにキセキの世代がどうなるのかもわかっている

だけどその運命を変えたらどうなるのか、元の世界の話自体も変わってしまうのか…これが、不安で仕方ない

その後食事を終えたあたし達は午前中とは違い浜辺で砂遊びをし、帰路につく

帰りの電車でみんな疲れて寝てしまったのは説明するまでもなかった






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