第56章 赤司無双伝説
「#NAME1#、ウェディングドレスを結婚前に着るとお嫁に行くのが遅くなると言うのを知ってるかい?」
『え、それヤバイじゃん』
「でも#NAME1#は大丈夫そうだね」
『…?』
「綺麗だよ
見とれるほどにだ」
『なっ、』
征十郎はそう言ってあたしの右手の甲に口をつけた
その姿が童話とかに出てくる王子様と重なって、ちょっとドキッとした
「綺麗な姿の#NAME1#と写真を撮れば良かったね」
『…写真部に行けば撮ってくれるんじゃない?』
「じゃあ、行こうか」
『い、いいよ撮らなくて』
「#NAME1#が撮らなくて良くても、俺が#NAME1#と撮りたいんだよ」
『っ、』
「良いだろう?」
『そこまで言うなら…撮ってあげなくもない』
「言い方が緑間みたいだね」
そのあと写真部で撮ってもらった写真はすぐに後日貰えるとのことで、征十郎は手持ちのカメラでも撮ってもらっていた
いや、かなり恥ずかしかった