第56章 赤司無双伝説
「いい加減荷物が重いな
仕方ない。今日は終わりにしよう」
『…あ、終わりにするの?』
「これ以上荷物が増えてしまっては困るからね」
『じゃあ模擬店とか回りに行こうよ!
あたし着替えてくるから、征十郎はその荷物置いてきなよ』
「#NAME1#にしては名案だね」
『にしては。は余計です
、あ』
階段を下るためスカートを少々持ち上げるが、見事なまでに裾を踏んでしまった
…最近あたし階段から落ちること多くね?
「おっと、大丈夫かい?」
『はぁ~…
ありがと征十郎』
それを1、2段先に歩いていた征十郎が支えてくれて、落ちることはなかった
…ウェディングドレスってかドレス自体が動きにくいな
「ドレスでは危なかったね
更衣室まで手を貸すよ」
『…今回は借りとく』
征十郎の手を借りて、残りの段数を気を付けて下っていく
その時、何となくお姫様ってこんな感じなのかなーと思った