第55章 さぁ、艶仁知を
『…ねぇ』
「ん?どーしたの?」
『これ脱ぐの恥ずい
もうこのまま接客する』
「いやいや、ダメでしょ
生徒会がサボってどうするの」
同じクラスの子からの意見により、マントをバサッ!とやらない。やりたくない
スルスルーっと脱いだのが目立たないように脱ぐ
それでも気づく人がいるわけで、気づいた人の視線が軽く怖かった
『…う、なにこの視線』
「#NAME1#っちー!
可愛いッス!真面目に可愛いッス!」
「#NAME1#ちんもドレスなんだー
お揃いだねー」
『本当かどうかは置いておいて、とりあえずありがと
紫原と涼太も似合ってるよ』
「#NAME1#っちは…ウェディングドレスッスか?」
『フランス関係ないんだよねー』
あたしが今している格好は真っ白ウェディングドレス+ヴェールなわけで、しっかもスカートはプリンセススタイルだからふわっふわで、あたしは何を目指しているのかが謎になった
ちなみにビスチェ型と言って胸元が出てるため、恥ずかしい
「#NAME1#ちん可愛いー
砂糖菓子みたいだよー」
『…砂糖菓子?』
「真っ白でふわふわしているとこー」
『マシュマロでも合ってない?』
「砂糖菓子が良いのー」
なにかを粘っている紫原の横から、そろそろ始めるから準備してねー。と言われて準備を始める
廊下では既に行列ができていた