第54章 高尾と電話
〈#NAME1#ちゃんの担当時間いつ?
てかクラス何やんのー?〉
『艶仁知』
〈…縁日?
何、浴衣でも着るわけ?〉
『いや、艶やかに仁に知識の知で艶仁知だよ』
〈ブハッ!
何それ、ホストとかそうゆーのやんの?〉
『それがフランス革命前の格好するらしいんだよね』
〈ちょ、待って、腹痛い〉
…笑いすぎたのか腹を痛いと訴える和成
耳元から笑い声がすごい聞こえて、妹寝てる時間じゃないのか。と突っ込みたいの衝動に駆られた
そのおよそ5分後に無事笑いが収まったらしく、話を続けてきた
〈てことは、#NAME1#ちゃんもドレス着るって感じ?〉
『そうなるね』
〈見に行くわ〉
『やめて』
そこから他愛ない世間話をしながらあたしは書類をまとめた
結局話の方には意識がいってしまい終わらなかったが、不思議と気分は良かった