第54章 高尾と電話
その日の夜、例のごとく予算書をまとめて確認する作業をするあたし
ちなみに時刻は12時を回っている
『…眠い』
机の上に書類を広げてどこの社員だあたしは。と突っ込みたいのを抑えて眠気覚まし用の飲み物を口に含む
携帯を確認するとメールが一件入っており開いてみると和成からのメールだった
『…帝光祭かぁ』
内容は友達と帝光祭に遊びいくから、日程教えて。との事だった
日程をメールに書いて送信すると、返ってきたのは電話だった
『もしもし?』
〈もしもし、#NAME1#ちゃん?
まさか返信来ると思ってなかったから嬉しくて電話しちゃったー〉
『…この時間だとね』
〈こんな時間まで何してたわけ?
まさかの彼氏とメールとか?〉
『いや彼氏いないから』
〈へー、なら何してたの?〉
『生徒会室の書類まとめてた』
〈#NAME1#ちゃん生徒会入ってんの!?
なんか…意外っつーの?
そういうの面倒だからってやんなそうなイメージだったわ〉
『いや、立候補した覚えがない
なんかいつの間にか生徒会に入ってた』
ブハッ!と笑い出して恐らく腹を抱えているのだろうなー。と思い想像する
それがすぐに想像できたため、むしろそのことに笑ってしまいそうになった