第53章 生徒会室の会話
『これは当分徹夜しなきゃダメかもな』
「…体調崩さない程度にするんだ」
『大丈夫でしょ』
とりあえず一通り確認作業が終わったため、まだ提出してないところの名簿を作り立ち上がる
『まだ予算書提出してないところ取り行ってくる
今日締め切りでしょ?』
「…確かに今日だね
俺も付いていこうか?」
『生徒会室を無人にしちゃダメでしょ
1人で大丈夫だから、征十郎は待っててよ』
「#NAME1#が階段から落とされないか心配なのだが」
なぜ落とされたことを征十郎が知っているのかを謎におもって目を見開く
…大方緑間がしゃべったんだろうけども
「とりあえず俺もついていく
生徒会には鍵をかけて、先生にその鍵を渡そう
それなら会長も入れるだろう」
『…決定事項ね、はいはい
どーせ征十郎の性格だから断ってもついてくるんでしょ?』
「よくわかってるじゃないか」
『そりゃだてに幼なじみしてないからねー』
ドアから出て生徒会室の鍵をカチャリと閉める
そして歩き出すとき、背負っていた何かが軽くなった気がした