第51章 準備を始めようか
「じゃあ、どこのクラスが何やるかまで#NAME2#は大体把握してんだろ?」
『そうなります』
「報告、頼むわ」
『…分かりました
今のところ、模擬店で被っているクラスはー…』
どこのクラスとどこのクラスが何で被っているか、さらに予算に不備はないか、あと1番重要などのクラスが何を報告していく
…本当に、なんだかんだで1番面倒な仕事してるのあたしじゃないの?
って思うくらいの忙しさだな、おい
『以上ですけど、不備はありますか?』
「…今日までが予算書の提出期限だよな?」
『そうですけど?』
「取りに行ってこい」
『き、鬼畜!』
「じゃ、それは後で良いから質問に答えろ
お前のクラス縁日やんのか?」
『艶仁知ですか?
はい。フランス系の格好して』
「…つまりそれは、#NAME1#もフランス系の格好をするということかい?」
『…そうなるね』
あー、あたしフランス系のドレスなんて着たくないな
もし着るなら男物とかの将校が良いよ
「じゃあ俺はボードゲーム系部活の、賞品稼ぎにでも行こうかな」
『ほどほどにしなよ』
潰さない程度にねー、と言うが手遅れな気がするなぁ。と思って少量の溜め息を吐く
視線を再び前へと向けると会長と目があって、すごく微妙な雰囲気が生徒会室に流れた