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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第32章 巻き込まれた夏祭り





「よし。次はあのライオンのぬいぐるみだ!」

「うん。かき氷も追加してねー」

「…分かった。次はあのブリキの人形!」

「わたあめもねー」

「くっ……わかったのだよそっちのミニカーもだ!」

「ラムネ菓子もいいなぁ」

「まだ食べるのか!いい加減にするのだよっ!」

『…ラッキーアイテム集めるのもほどほどにしなよ』


そんなことを繰り返すうちに紫原の腕の中には緑間の景品を取るついでにこっそり取ったお菓子があり、緑間の袋の中には景品がたくさん入っていた
そして緑間は財布の中を確認して頬をひきつらせる


「思わぬ出費だった…だが、紫原の腕の長さが、こんなところで役に立つとはな」

「ミドチン、約束忘れないでねー」

「…ボクもやってみようかな」

「え?」

「紫原君のを見ていたら、ボクにもできそうな気がしてきました」

「うん、簡単だよー」

「めぼしい景品はあまり残ってないがな」

『緑間のめぼしいと、テツヤのめぼしいは違うと思うけど』

「桃井さん、どれか欲しいのありますか?」

「えっ!?」

「さっきのスーパーボール、取れなかったので代わりにどれか選んで下さい」

「テツ君……!!」


頬を赤く染めるさつきにそのスーパーボー掬いはテツヤと一緒にやったのかと理解し、頬を赤く染めるその姿がどこから見ても可愛くて微笑んでしまう

だが上手く出来そうだからと言って景品が取れるわけではない。紫原のように長い腕のないテツヤの結果は全敗だった




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