第49章 翌日の小話
翌日、さすがにキスマークを晒すわけにいかないあたしは仕方なく湿布を首に貼って隠したのだ
「#NAME2#…隈すげぇな」
『…色々とあって寝れなかった』
「#NAME1#っちの顔が台無しッス!」
『ソリャドーモ』
「首の湿布は何があったの~?」
『寝違えた』
「根本治療をオススメするのだよ
リラックスして手をダラーっと下げるのだよ
首の痛む側の手をゆっくり後ろに、自然に止まるところまで引き上げるてから、止まったところで、20秒数えるのだよ」
『…こう?』
「次に肘を110度に曲げた状態から前方に上げていくのだよ
おそらく、真上まで上がるはずだ
その状態で20秒止めるのだよ
以上を3セットほどすれば、神経が開放されて首が動かせるはずなのだよ」
『…』
「重症な人はさらに2〜3セット続ける のだよ」
寝違えたなんて嘘だから治るも何もないのだが…まあ良いか
そんなことを考えていたら征十郎が極めつけに一言言ってきた
「そもそも首に湿布貼っても意味はないんだよ
脇が原因だからね」
「赤司の言う通りなのだよ
#NAME2#が知らないなんて…珍しいのだよ」
『…ほっといてください』
分かってる癖に征十郎とかマジ鬼畜
少しくらいあたしの気持ち考えてくれても良いのに
溜め息を吐いて、あともう15分くらいで練習開始かなーと考えている所にさつきがやってきて、大きな爆弾を落としていった