第48章 浴衣姿と赤色
話しが一通り終えて少々眠くなってくる時間帯
さすがに遠征で疲れているのだろうなぁと予測するが、恐らく正解だろう
「#NAME1#は、もう少し危機感を持ったらどうだい?」
『・・・危機感?』
「でないと、俺の敵がふえてしまいそうな気がしてね」
『え、征十郎誰かと戦ってんの?
あたし的には助太刀しても良いと思ってるけど…キャ!』
あ、珍しく可愛い声が出たじゃん自分。と冷静な対応をして目の前を確認すると征十郎があたしを抱き締めていた
後ろを確認すると壁があり、これ逃げ場ないじゃん。死亡フラグ立ってるよとまたもや冷静な対応をした
けれどもよくよく考えると恥ずかしくて、慌てているとさらに征十郎が肩と言うか、首筋に顔を埋めた
『せ、せせせせ征十郎!
あああ!ペンが落ちちゃった!』
「…」
2人共お風呂から出てそう時間が経っていなく、髪が濡れていたりとした理由で普段と雰囲気が違った
さらに浴衣を着ているせいで余計にどこか色っぽく見えた
『、痛』
戸惑っている間に首筋に鈍い痛みを感じて少々顔を歪ませる
征十郎はいつの間にかあたしの顔の目の前に顔を近づけており、鼻と鼻がぶつかりそうだった