第48章 浴衣姿と赤色
『…暑い』
「意外とお湯が熱かったよね」
『まあ冷たいよりはマシ…かな』
何故か2日目に泊まっている所での移動は浴衣が原則らしく、みんな浴衣を着ている
ちなみにマネージャーは先にお風呂に入ってこなきゃいけなくて、あたしとさつきは一足早く浴衣姿になっていた(先に入るのは覗き防止らしい)
『あ、虹村先輩に出たって報告しなきゃ
選手達がお風呂入れない』
「じゃ、一緒に行っていい?」
『むしろ嬉しいです』
廊下を歩き出し、ミーティング中らしいバスケ部の連中を探す
ふと騒ぎ声が聞こえたため、そちらの報告を歩き出した
「あ、居た!」
『本当だ
…さすがに目立ってるな』
悪目立ちではないためまだ良いのだが、最強帝光中オーラが中々出ている
「…なんか入りずらい雰囲気だね
どうする#NAME1#、様子みてからにする?」
『…いや、むしろ今行こう』
ミーティング中なのか分からないが、そこに行くために歩き出すとさつきがやけに注目を浴びていた
そりゃ美人に浴衣は…似合うよな