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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第31章 全中予選と夏休み





そんな彼の背中を見て同じことを思ったのか、虹村先輩もボソリとつぶやく


「…改めてみるとやっぱ小せぇな」

『虹村先輩も征十郎以外のキセキには負けてますけどねー』

「黄瀬には負けてねぇよ」

『たった2cmの差ですけど!? 』

「2cmもだ。も!」

「オレがなんスかー?」

『お疲れ涼太。身長の話』

「…そうっスか」


ベンチに座る涼太のその体は疲れてはいるものの、体力は残っているので体調管理表にそれも記入する

そうしていると涼太が肩に寄りかかってきて内心びっくりした


『びっくりさせるな』

「名前っちは、背が高い方が好きなんスか?」

『外見より中身で』

「オレ中身もばっちりっスよ!」

「んな話してねえで応援しろ!」

「あイタッ!」


そんなコート内ではテツヤのパスを大輝が空中で受け取りアリウープを決める

中学生の試合ではなかなか見られないそのプレイに観客が盛り上がった


「何ー!?アリウープ!?』

「いや、それよりその前……どうやってパスが…』


その後帝光は難なく初戦を突破する
大事なのは勝利ではないが、予定通りの展開に安堵の溜め息を吐いた





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