第46章 別の意味でドキドキの肝試し
『#NAME2#でーす
ただいま2人行ったんで、殺さないなら思う存分どうぞ』
〈じゃあ半殺しは大丈夫か?〉
『全然大丈夫です』
〈オッケ、行ってくるわ〉
『頑張って下さいね』
無線のマイクを切って次のペアの方向を向いた瞬間、大きな悲鳴が聞こえた
おい、近所迷惑なるからやめろ
『…まあ、あの程度で悲鳴出すとなるとゴールにつけるか不安だなぁ
よし、次のペア行こうか』
「おおおおお俺らですか!?」
『そんなビビらなくても平気だよ
酷くても半殺しだから』
「それが怖いんですよ!」
気持ちが分からなくもない。あたしだって怖いものはダメだし、本当はこんなとこ(墓場)居たくない
けれども面白そうという好奇心の方が勝っているのだ(おい)
『大丈夫だから、行ってらっしゃい?』
「う、うわぁぁぁぁ!」
『頑張ってねー』
先程と同じく無線を繋いで虹村先輩に連絡する
ちなみに数少ない後輩達はみな、顔を青白くしていた