第45章 遠征へ行こうか
「大分マシになったかもしんねぇ…」
『…まあ、その位の力加減なら大丈夫でしょう』
「ん、サンキュ」
『じゃあ寝ます』
「はぁ!?」
『肩借ります』
「お、おう」
寝顔に自信があるわけではないが、虹村先輩の肩を拝借して寄りかかり寝ようとする
あたしを寝かせないように邪魔をするのは黄色い犬ならぬ、涼太だ
「#NAME1#っち寝ちゃいやっス!
寝るなら俺の肩を貸すっス!」
『邪魔するなワンコ』
「だから犬じゃないって何回言えば分かるんスか!?」
『涼太はワンコでしょうに』
「だから違うって言ってるっス!」
『・・・おやすみ』
「ああもう!
寝ちゃいやっス!」
涼太の叫び声を聞きながらあたしはゆったりと眠りに入る中、虹村先輩と征十郎が焦っていたことを知ったのは、また別の話し