第45章 遠征へ行こうか
『…ふわぁ』
「#NAME1#っち眠そうッスね!
もしかして楽しみで眠れなかったんスか?」
『んー、そういうことで良いよ』
「俺も俺も~
向こうだと限定のまいう棒売ってるんだってー」
・・・正確には録画しておいた深夜アニメを一気見していたのだが
さすがにこの状況だとそんな事言う勇気はない
「主将、緊張しすぎッスよ!
顔がいつもの3倍怖いっス☆」
「うるせぇ」
『…寝ます』
「こんなときに寝たらダメッスよ!
せっかくの合宿なんスから、寝たら勿体ないッス!」
涼太の言う通り今日から連休のために合宿だ
しかも小説通り、飛行機を使ってのかなり大きめの合宿だ
ちなみにあたしの後ろの席には涼太と紫原が座っていて、横には虹村先輩が座っている
『…真面目に虹村先輩の顔、強張ってますよ』
「う、うるせぇよ」
『体全体的に力入りすぎです
このままだたと到着する前に体力が減りますよ』
「…そうか」
『とりあえず、力抜いてください
あたしが寝れません』
「・・・ふぅ」
溜め息を吐いてから深呼吸を始める虹村先輩
しばらくするとこちらを向いて再び話し始めた