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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第29章 みんな仲良く





翌週、なんとか期日までに帝光祭の書類を提出できたので久しぶりに集中して部活に取り組むことが出来た


『…今日はよく寝れそう』

「生徒会って大変そうだねー」


さつきと喋りながら歩いていると、少し先にテツヤと大輝が歩いていることに気が付く

瞬く間にさつきはテツヤに体当たりしていき、よくそんな勇気あるなと彼女を小走りで追いかける


『テツヤ、さつきがごめん』

「なんかテツに急にグイグイ来るようになったなさつき。黄瀬と言いどいつもこいつも…」

「だってーガマンできないんだもんー」

「すみません早くどいてもらえますか」

「つか話のコシ折んじゃねーよったく…」

「えー何々?なんの話?」

「ああそうでしたねじゃあ…そうですね…桃井さん」


ジッとさつきの目を見つめるテツヤ、それに対してさつきは頬を赤く染めながらも見つめ返した

そのやり取りにああテツヤの人間観察を話題にしていたのかと気が付く


「桃井さんは見つめられたら見つめ返すタイプですね」

「え!?」

「なんだよそりゃ?」

「タイプの話です。逆に見つめたら目をそらす人もいますね。人には様々なー…」


サラサラと説明をしていくテツヤの影でさつきがテツヤと見つめあったことを喜んでいる

その姿を可愛いなあと思って見ながら、彼らに着いていくため歩くよう促す


「そんじゃ、オレのクセとかも分かってんのかよ?」

「青峰君は単純色々分かりやすいですけど…」

「おいっ!」

「嘘をつくときは必ず、目をそらしますね」

「!あー…まいったなやぶへびだったか…」

「だから別に話せとは言いませんよそのうち、話したくなったら話してください」

「…ああ、わかった」


大輝は優しく口角をあげてそう言った。この時話をさせれば少し変わっていたんだろうかと思い、どうするか悩んでいると後ろから声がかかる

涼太だった。後ろにこの間まで険悪だった緑間と紫原も一緒にいる




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