第44章 驚愕のテスト
『はぁ!?』
テストが終わり、採点まで終了したため返されたテストを見せてきた青峰と涼太
その顔はとても良い微笑みを浮かべている
ちなみにまだ合計点数は発表されていないため、誰が何点を取ったのかは分からない
「ほら、ちゃんと平均点取っただろ?」
「俺も俺も!
70点以上なんて小学校以来かもしれないッス!」
その点数にキセキ達は目を丸くして驚いていた
もちろん、あたしもびっくりしているけれども
『…えっと、とりあえずご褒美?』
「おう!」「そうッス!」
『青峰は名前呼びで、涼太には……何だっけ?』
目を輝かせ、ワクワクした表情をしてこちらを見る涼太
その顔は犬に見下ろされている感じがとてもした
『…何かあるかなぁ』
「何でも良いッスよ!」
『やっぱりビーフジャーキーとかで良い?』
「だから犬じゃないッス!」
必死に犬ではないことを違うと言い張っている涼太
その姿は飼い主にかまって欲しい犬に見えた
むしろもう、犬にしか見えない気がする