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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第29章 みんな仲良く





しばらく見ていると気がつけば7対3という、テツヤのチームの方がリードしている結果になっている


「ちよっと赤ちーん手ェ抜いてない?」

「まさか、オレはいつも通りやっているよ」

「もー…」


ゲームを再開し、テツヤが征十郎のボールをカットしパスした先に、大輝と涼太が居たのでテツヤは「あれ?」と呟いていた

そして見事なまでに大輝と涼太がぶつかり、ドカッという音と共に彼らが床に落ちる


「いってぇー、何やってんだよ黄瀬ぇ!今のはテツからオレのリターンだろ!?」

「なんでっスか!どー考えてもオレへのパスだったじゃないスか!」

「はあ!?オレだろ」

「オレっス!」

「「……」」


ギャーギャーケンカを始める大輝に涼太に笑いながらここまでくれば、スコアボードも片付けて大丈夫かなと得点を両方0に戻す


「…はぁ~!?」

「なぜお前らもケンカを始めるのだよ!」

「ハァー…なんかもー、アホらしくなっちゃったー」

「とりあえず…みっともないのは分かったのだよ黒子……吐いてるのだよ!」

『…うん。解決したかな』


テツヤにそっとバケツを渡し、スコアボードの名前などを消す


「…どうやら解決したようです」

「おう…は?…どこが?」


虹村先輩と征十郎の会話でその光景を見ると、変わらず喧嘩している大輝と涼太に欠伸する紫原。吐いているテツヤを介抱する緑間

彼らの個性が噛み合うことはないんじゃないかと思いながら片づけをし、征十郎とともに帰ることにした






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