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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第29章 みんな仲良く





「なぜそんな所につっ立っているのだよ!今のはお前がスクリーンかければオレが完全フリーだっただろう!」

「はぁ~~?ミドチンこそこっちにパス入れろしんなメンドクサイことやんなくてもオレが決めりゃいーじゃん!」

「「オレが決めた方が良い!(のだよ)」」

「うわー」

「ケンカやめろオイっ!黄瀬と灰崎の次はお前らか!」

「まあ要はあいつらのことだが」

「何をやっとるんだまったく…」

「…どうっすっかなー」

「虹村さん、少し様子を見ましょう」

「ケンカはやめてください」

「「!」」

「今の2人なら、ボクでも勝てますよ」


征十郎と虹村先輩が彼らの様子を見ていると、テツヤが2人に近づく。彼はなんだかんだこの1軍での緩衝材になってくれているんだろう

彼の言葉に驚いた表情を見せる緑間と紫原に、テツヤカッコイーと思ったが、それはすぐに撤回される


「練習後、勝負してくれれば証明してみせます…ウプッ」

「ゲロ吐きそうな奴が何言ってんの!?」


テツヤに急いでバケツを用意してその場を何とかやり過ごす

練習の後、得点係をしてほしいと頼まれたので待っていると2年生スタメンによるミニゲームが始まるようだった


「「……3対3!?」」

「はいこのチームで、先に10点取った方が勝ちです」


テツヤの言葉に意味深い笑みを浮かべる征十郎に大輝と涼太

そのことに紫原と緑間はあまりよく思ってないようだが、やってくれるらしい


「ここでオレらがチームワーク見せつけて勝ちゃいいんだろ?」

「はい。バレバレ化もしれませんが、それでもやればわかってくれると思います」

「はぁー」

「…フン!」

「名前さん、スコアボードをお願いします」

『まかせてー!』


スコアボードにそれぞれの苗字を書いていく。赤司、紫原に緑間…スペースがなくて書けないからみどりで良いかと記入し、反対側に黒子青峰黄瀬と記入する

そこから3対3の試合が始まる。審判とまではいかないがとりあえず様子を伺っていると、やけに見ている人が多いと思った





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