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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第4章 入学式と振り分けテスト





マネージャーとして入部するといきなり1軍のマネージャーに配属された

普通は年功序列で3軍からじゃないのかと疑問に思うが、決定に歯向かうほどの勇気をもちあわせている訳でもないので大人しく仕事をする日々が続く

本音を言えば黒子の様子とか見たかったんだけど…とか思っているが口には出さず、心に留めて仕事を行ってた


「休憩終了!次行くぞ!」


繰り広げられるハードな練習に、これについていっている1年生ってすごいんじゃないかと考える

あの4人と灰崎なら当然なのかなんて思いながらドリンクを作るため水道へと歩き出した

そうしてどうでもいいことを考えながら作業をしているとあっという間に時間は過ぎていき、今日も無事部活が終わったことに溜め息を吐く


「名前」

『征十郎、部活終わった?』

「名前が変な顔してるうちに終わった」

『睨めっこだったら勝てるかな』

「ああ」

『嘘つけ征十郎が勝つって』

「そんなことないよ」


タオルで汗を拭う征十郎は少し息が上がっていた

今頃黒子も息を上げているか、胃の中の物を戻しているのだろうかと未だ応援に行ったことない3軍の彼を思い出す


「着替えてくるから、少し待っててくれるかい?」

『りょーかい』


征十郎を更衣室に送り出そうとすると、「赤司」と中学生の割に大人びた声が聞こえてきて、征十郎がこちらに戻ってくる

おは朝信者の緑間真太郎と後ろに青峰大輝がいた

入学してからまだ2人とも直接話したことがないが征十郎とは打ち解けているらしい

ついでに仲良くなるかと立ち上がり手をあげる


『やっほー緑間、青峰』

「…なぜオレの名前知っているのだよ」

『いや子の部活で1年生で1軍入った人知らないわけないでしょ』

「オレはお前を知らん。誰なのだよ」

『苗字名前、バスケ部1軍マネージャー!以後お見知り置きを』

「嘘はついてない。緑間、オレからもよろしく頼むよ」

「…ああ」

「緑間、こんな時間に何のようだい?着替えて帰ろうと思ったんだが」

「青峰が探していたから連れてきたのだよ」

「いやオレじゃねぇ。さつきがそいつと仲良くなりてえって言うから一緒に帰ってくれって頼み来た」


青峰の後ろには少し頬を赤くしている桃井さつきが立っていた





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