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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第29章 みんな仲良く





そうして楽しい帝光祭が終われば生徒会には後始末がやってくる

始まる前から今日までなんだかんだ数週間、忙しい日々が続いていた


「名前っちー、朝練の時から思ってたけどくま酷いっスよーそれに顔色も悪いっス紫原っちもそう思うでしょ?」

「うーん…いつもより猫背に見えるかも~」

『眠いだけだよ。あれ?次の授業は…』

「名前っち、さっきHR終わったばっかりっスよ」

『え、そうだっけ』

「…名前ちん、本当に大丈夫?」

『大丈夫大丈夫』


荷物を手に取り肩にかけ体育館を目指す。つい先日全中予選まで2ヶ月切ったから練習の指揮がコーチから白金監督に変わった

それで忙しくなっているのも今眠い原因の1つだろうと考えながら歩いていると、何かに激突する


「名前っちー!大丈夫っスかー!」

『…平気』

「名前ちん、ドアは開けないと通れないって知ってる?」

『知ってるわ』


鼻を押さえながら体育館に向かう。部活が始まるころには痛みは落ち着き、気が付けば練習も中盤

白金監督が現れたが、主将は虹村先輩のままだということにふと気が付いた

あたしのやっていることは正しいのだろうかと思いながらドリンクを作り直して戻ると、監督とコーチで話をしているところに出くわす


「ふむ…やはり個々の能力は高い…がどうも…まだすべてが噛み合ってないと言った様子だな」


練習も終盤、紫原と緑間がケンカを始めた

ただのミニゲームだが2人も最近調子が良いせいか言い合いまでいかないが緑間が小言を、紫原がそれに反抗期のような態度をとる姿をよく見ていた

今もその延長戦のようなものだが、チームの雰囲気を悪くしかねない





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