第28章 景品稼ぎ
「…よし、食べ終えたようだな」
「え~、もう終わりー?」
「紫原は食べ過ぎなのだよ」
「すげー食ったわ」
「…食べ過ぎました」
『みんなよく食べたと思うよ』
「名前っちのいう通りっス!さすがにもうこれだとみんな食べれないっスね」
食べ終えたは焼きそばの空パックをまとめようとすると、紫原のお菓子が袋造作に置いてあることに気が付く
ふと思い出す。そう言えば風が吹いたんじゃなかったかと
その瞬間にまるで狙っていたのか風が吹き始めた。おかげで焼きそばのパックも紫原のお菓子も、屋上内を動き回っている
「お前ら、ゴミを散らかすな」
「お、お菓子が!」
「とりあえず、集めましょう」
『はいはい、緑間そっち飛んでった』
「了解なのだよ」
「…お菓子」
『紫原も手伝う』
そのあと、みんなで屋上を走り回ってゴミを集めた
なんとか屋上より外に飛んでいくことはなかったが終わったときにはみんなクタクタで、早く帰ろうという提案に乗り全員で帰った
実はこの屋上に時間が今日1日の中で1番楽しかったのは彼らには内緒にしておこうと思う