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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第42章 テスト前最後の部活





もうすぐテストが始まるなーって思いつつ、体育館へと足を急がせるが、隣にはいつも通りのゆったりさで紫原が歩いている


ちなみに帝光中学校のテスト前の部活動停止期間はテスト実施の4日間と、1週間前を合わせた11日間は部活ができないのだ

今日はそのテスト前に部活ができる最後の1日な訳で、あたしは小説で確かあったなーっと思って内容を思い出す




「#NAME1#、考え事かい?」



『う、あ、征十郎!?』



「黒子に対してのような反応とは辛いね
そこでその黒子の話しだ」



『…テツヤ?』



「ああ。黒子の右手首捻挫しているの、分かるかい?」



『うん。テーピングの跡も残ってし』



「そのテーピングを取る所に出くわしてしまってね、今日は見学するように指示しておいた

それと今日の練習についてだ」



『基礎練習だけに、するんでしょ?』



「ああ。虹村先輩には伝えてあるから大丈夫だ」



『…まあ、征十郎が言えば通るわな』



そこから征十郎と今日の練習と、これからの部活動の予定を話してからあたしはマネージャー業の体調管理表の記入を始めた




「#NAME1#っち!
何で部活先に言っちゃうんスかー?」



『…あ』



「忘れてたんスか!?」



『ごめんよ』



軽く乾いた笑いをしているとさつきが遅れながら部活へとやって来て、先輩の話していた
そこからテツヤと会話を始めて何かを思い出す素振りをしていた

…あ、そうか
あたりのアイス棒もらってからテツヤに惚れたのね




「#NAME1#っち……桃っちって青峰っちとできてるんじゃないんスか?」



『あやつらはただの幼なじみだよ』



「#NAME1#っちと赤司っちは?」



『…頼りない姉としっかりし過ぎてる弟?』



「なんなんスかそれ」



『いや、なんかそんな気がする』



幼なじみの部類には入るんだろうけどー。とポツリと呟いてから涼太をコートへと送り出す


そこから中断していた体調チェックを再開してコートを見るとゴールポストの裏からシュートをしていた

おそらくその時やっていたのは3人でダッシュをかけながらボールをパスのみで繋げる練習で、コートの端に来たらシュートして終了。というやつだろう













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