第27章 艷仁知をしよう
ようやく全員を倒し少々疲れている所に再び声をかけられる。今度は誰だと振り返ると見知った顔がそこにいた
「名前ちゃん!」
『…和成?本当に来たんだ』
「もちろんっしょ!てか何その格好、どっかお嫁行くの?」
『むしろあたしが聞きたいわ』
ほぼほかのみんながフランス革命の格好をしている中、なぜかあたしだけこんな格好をしながら輪投げのボスになっているのか本当に疑問に思う
『あれ、友達は?』
「たこ焼きの行列に並んでるから行ってこいってよー、ひでぇよな」
『むしろこの姿を見られなくて良かったです』
「自慢してやりたかったわー。あ、一緒に写真撮ろーぜ」
『輪投げであたしに勝ったらいいよ』
「はーん?ホークアイなめんなよ?」
俯瞰して周りを見ることが出来るホークアイはどうやら輪投げ向きらしい
さらにバスケで距離感を掴むのもお手の物な彼は見事本日初の勝利を収めた
「おっしゃ!やった!」
『ぐ、しょうがない…』
負けは負けだとクラスの子にカメラを頼んで撮ってもらう。チェキを受け取った和成は嬉しそうで、まあ彼ならいいかと考える
そんな和成が友達の元へ戻ると言って去ってからかなり時間が経った
多くの人と輪投げ対決をし勝利を収めていると、交代の時間が迫ってくる