第39章 自分と赤色の多忙な1日
「あと特徴は?」
『・・・、背が中3の平均よりちょい上くらいです』
「他に特徴は?」
『分かりやすいのはないかと』
「学年は?」
『2年生ですけど?』
「…俺でも知ってるやつか?」
『知ってなかったらおかしいですね』
虹村先輩以外の人は分かったのか、謎の視線をこちらに向けている
…怖いよ
「…まあ#NAME2#の処分は後にするとして「え、虹村真面目に気づいてねぇの?」」
「…は?」
「髪が胸下で茶色、背が中3の平均よりちょい上
それで虹村も知ってる奴、だろ?#NAME2#」
『は、はい』
「立ってみろよ#NAME2#」
『え、あ、はい』
そこから2人の先輩の交互の質問を答えていくらしい
…なんか今日は答えるのが多くね?
「髪の長さと色は?」
『お腹の真ん中当たりで、茶色です』
「背の高さは?」
『158cmちょいです』
「虹村が?」
『知ってるはずですけど…』
いやむしろ知ってなかったらおかしいよね
確かこの間一緒に病院行ったりしたしさ、逆に知らなかったら何で知らなかったのか聞きたいわ
ふぅ…と溜め息を吐いて虹村先輩の方を見るとポカーンとした顔をしていた