第39章 自分と赤色の多忙な1日
「それじゃあ、ただ今から帝光祭実行委員会を始めまーす
今日説明するのはー…」
真面目にあたし生徒会入ってたんだ!?
びっくりだわー。っと考えつつ、手元にある資料をさらさらーと読んで内容を把握する
「以上ですが、何か連絡とかは…」
「これから運動部の定例会があるので退席しても良いでしょうか」
…ホントに征十郎は忙しいな、おい
征十郎が目線で何かを渡そうとしているのを察して手元を見ると、後程ミーティングルームに。と書いてあった
これはあたしもバスケ部のミーティングに参加しろということなのか
「それでは赤司くんは先に退席しても結構です
次の議題に移ります、内容は…」
「#NAME1#」
『なに?』
「後で話された内容を教えてくれるかい?」
『了解、ミーティングルームでね』
「ああ」
小声で話しをした征十郎は早足で去って行き、第2会議室へと向かって行った
「それじゃあ生徒会からの予算、会計の#NAME2#さん」
『は、はい!?』
「説明よろしくお願いします」
あたし会計なの!?
何も聞かされてないから分からないんだけど!
…まあ、資料の中に大まかなことが書いてあるからそこから説明すれば良いか
『えっと、帝光祭予算(案)
模擬店代がー…』
手元にある資料から分かることをひたすら、と言うよりがむしゃら(シャララではない)にしゃべって行った
途中、青峰と黒子が征十郎を探しに来るということがあったがそこは華麗にスルーした
最終的にはよく分からんが多数の拍手をもらい、中には涙ぐんでいる人まで居た
どこに泣く要素があったか聞きたかったが、残念ながら実行委員会は終わってしまい、次のミーティングルームへとあたしは足を急がせた