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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第26章 合宿





「虹村さん、そろそろバスケ部の入浴の指定時間もうすぐ終わりますし、行ってきたらどうですか?」

「マジ!?ちょっと行ってくる。赤司仕事任せんな!」

「はい」

『征十郎は仕事内容知ってるの?』

「ああ、巡回だけだ。あとやるとしたら明日のスケジュールとメニューの再確認とコーチとの打ち合わせだろう」

『打ち合わせしたの?』

「推測だよ」

『…まあ良いや、さっき聞いた明日のスケジュール共有しよっか?』

「ああ」


話を一通り終えて少々眠くなってくる時間帯。さすがに遠征で疲れているのだろうなぁと予測するが、間違いなく正解だろう

あくびをして、眠たい目をこすると征十郎がこちらを見ていた


「名前は、もう少し危機感を持ったらどうだい?」

『…危機感?』

「でないと、オレの敵がふえてしまいそうな気がしてね」

『なんの話…わっ!』


あ、珍しく可愛い声が出たじゃん自分。と冷静な対応をしながら状況を改めて再確認する

征十郎が腕が背中に回っており、彼の顔が肩のあたりに顔を埋められていた

後ろを確認すると壁があり、これ逃げ場ないじゃんと悟る。けれどもよくよく考えると恥ずかしくて、髪が首に当たってくすぐったい


『せ、征十郎!ちょっと!ペンが落ちちゃったんだけど!』

「…」


彼もお風呂から出てそう時間が経っていなく、髪が濡れていたりとした理由で普段と雰囲気が違った

さらに浴衣を着ているせいで余計にどこか色っぽく見えた。なんだか心臓がドキドキする


『、痛』


戸惑っている間に首筋に鈍い痛みを感じて顔を歪ませる

いつの間にか征十郎の顔があたしの顔の目の前に近づいており、鼻と鼻がぶつかりそうだった





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